こんばんは、すけこうです。
「起」
『寄生獣』というマンガを読みました。
表紙がキモすぎて、家に置いてあるだけで
気持ち悪くて文句言ってたんですが、
とうとう読んでしまいました。
『寄生獣』を知らない人もたくさんいると思うので、ざっくりどんな話か説明しますね。
とある日、宇宙からイモムシみたいなやつが地球に降ってきて、人間に寄生します。人間に寄生した寄生獣は、人間の体を乗っ取って、普通の人間を食います。(この辺の描写は最高に気持ち悪いです。)
寄生獣達は、“人間の数を減らせ”という使命が生まれながらに与えられています。地球上に人間が多すぎて、地球そのものを壊してしまうから人数を減らせと。
寄生獣って大体は、人間の脳に寄生するので、意識丸ごと飲み込まれるんですけど、
主人公は、たまたま右手に寄生獣が寄生するレアなケースなので、自分の右手(寄生生物。右手なので作中ではミギーと呼ばれている)と会話をしながら、他の寄生獣と戦ったりして物語が進んでいきます。
まあこんな話なんで、興味ある人は読んでみてください。気持ち悪いけど深いです。
「承」
寄生獣達は、"人間の数を減らせ"という使命のもと生まれてきているのですが、常に生まれてきた意味を自問自答しています。
「私はなぜ生まれたのか」
こんなこと、考えてるようでちっとも考えたことなかったです。
「なんのために生まれたのか」「なんのために生きているのか」
寄生獣達には、人でいうところの食欲や性欲、睡眠欲のように、「人間を食べたい」という根源的な欲求があるのですが、
ぼくたち人間にはそんな明確な使命があるのでしょうか。
「お金」「地位」「名誉」
こんなものは生物学的にある欲求ではないはずです。
「食欲」「性欲」「睡眠欲」
これは生物学的に、根源的な欲求です。
子孫を残すための「性欲」は分かるんですけど、「食欲」「睡眠欲」はなんであるのかよく分かりませんが。「食欲」は食物連鎖で地球のバランスを保つため?「睡眠欲」はなんでだ?意味なんかないのかな?なぜ「寝る」という行為が生物には存在するんですか?寝ない生物もいるのかな。多分いるかな。まあそもそも、「性欲」は子孫を残すために、っていっても、子孫はなんで残さないといけなくなったんだろ?
「転」
なんで「食欲」「性欲」「睡眠欲」があるのかはわかんないんでもういいんですけど、
そういう感じの生物的な、根源的な、「生まれてきた理由」「生きてる理由」って普段考えないから、見落としがちだから、ここらで考えようと思った次第です。
「知」かな。知るために生きたいんですかね。
地球とか日本とか世界の歴史知りたいし(日本はなんで日本なんだっけ?アメリカはなんで英語話すんだっけ?)、映画で感動的な恋愛ストーリーを知りたいし、美味しいものの味を知りたくてご飯食べるし、あなたのことが知りたくておしゃべりをするし、自分が死んだ後の世界が知りたくて子孫を残すのかな(これは知らん)。
だとすると、今から考えた方がいいのは、「自分が死ぬまでに何を知りたいか」だよなー。
「知識」はもういらないよね。インターネットがあるもの。人間の「知識」が詰まってる。
まだ解明されてないことを知るために生きるべきなのか?例えば「時間」とか。
それも、現在→未来の時間軸を通して考えれば、今じゃなくてもそのうち解明されそうだから、「現在」解明されてないことって、別にそんなに大事にしなくてもいいのかなと個人的には思います。「未来」で解明されるんだから。
自分は何を知りたいのか、、、、、
「結」
自分にしかできないことを知りたいのかもしれない。他の動物にはできない、他の人間にはできない、自分にしかできないこと。
今はそんな答えしか出てこないです。
おお、でもなんかいい感じにまとまったぞ。
人間は、自分のことをもっと知りたいのである。
『寄生獣』を読んでそんなことを思った三連休でした。
以上。